サウンド・ミュージアム~マイケル・ジャクソン part2 [Sound museum, radio]
サウンドミュージアム~part2
スムース・クリミナルについて
N:西寺さん
その中でも、僕は非常にマイケル・ジャクソンらしいというかマイケルを象徴するような楽曲と思ったのがスムース・クリミナルなんですよ。
Y:吉岡さん
あれも映像(TII)がまず、昔のフイルムがあって、あれも合成しているもところがあってそれからステージに持ってくるっていうその辺の演出がすごいですよねー。
N:
ファンの間では、わりとストレートヘアのそれこそTHIS IS ITのライブやりますよと言った、3月の前半に行われたときにはストレートの髪だったのに、5月4月にあのクリクリしたカーリーヘアっていうのか、ちょっとBadの時代のようなロングヘア
↓
なんだけどちょっとクリっとしているようなカーリーヘアに戻ってる、と喜んでいる人が多かったんですけれど、
N:
僕の(西寺さん)の推測ですけどー、このスムースクリミナルの映像で昔の映像とかとリンクするときにあわせるためにやったら意外とよかった、というような感じじゃないかなーと。(笑)
Y:
なるほどねー。
例のクリクリヘアー?↓(確かにこのときのマイケルを好きな方は多いです)
Y:
映像を作るときねー。なるほど、なるほどそうかもしれないですね。
N:
なんかいろんな映像がまじっているので・・聴いてくれればいいなと思います。
マイケル・ジャクソン アルバム、バッドからスムース・クリミナル。
N:
この曲はねー、たぶん僕が思うには、クィーンの アナザーワン バイツザ゙ダスト (地獄へ道づれ)っていう曲があるんでど、クィーンのベイシストの方のジョンディーコンていう方がスパイ映画みたいな歌詞を書いているんですよねー。
一歩一歩歩いていって、あいつが倒れた、あいつがうたれたとかっていう・・
まあ、映画のワンシーンを切ったような曲なんですけれど、そこからのヒントがあるのではないかなーと僕は思ってます。マイケルの作詞作曲というのは非常に映画的で、効果音が入ったり、人の叫び声が入ったり、いろんなこうー雨の音が入ったりと、映像と合体しているんですけれども。 このスムースクリミナルについてはそういった意味でなんていうか、(映像的な?)うーんビジュアル的な歌だなと思いますね。
Y:
マイケルの曲で映像的って言うと、マイケルは最初っから曲を作る時、特にスリラー以降だと思うのですが、最初から曲を作るときに自分のなかでPVの映像のイメージがあるみたいなんですよね。
たとえば、ビリー・ジーンの8小節にギターのソロいれたら16ですけれど、そのときには自分であそこで踊るんだと決めてるわけですよね。
それは最初にレコード聞いた我々にはわかんないけれど、たぶんオフ・ザ・ウォールやスリラーなんかを作っているときに
自分でステージでどうやるか、ここでどんな踊りをするんだっていうことも一緒に考えているというところが凄い。
N:
うん、TIIをみて思ったのもそこですよね。映像と音楽の融合をなんかどっちが先だみたいな感じの。
Y:
同時なんだよね。
音楽作る人は歌詞とメロディーが同時に出てくる。わりと天才的にはありますよね。
マイケルの場合、歌詞とメロディーと踊りまで一緒に頭の中にできているんじゃないかな。
N:
そうですね。このアルバムバッド、その前のスリラー、オフ・ザ・ウォールを一緒につくったクインシー・ジョーンズですが、彼が手がけたほかのアーティストに比べても圧倒的にオリジナルなのがこういったマイケルの楽曲なんですよねー。
やっぱりこれは、もちろんクインシーも凄かったんですがマイケルがやっぱりアイデアを出してたんだってことが圧倒的にわかる、スムース・クリミナル特にバッドというアルバムには出てるかなーと思ってますね。
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マイケルがいかに映像と音楽、ダンスの融合性を大切にしていたかがわかるエピソードですね。
個人的にはフレディー・マーキュリーの最期は哀しくひっそりと亡くなられとても偉大な人を失ったと思いました。そして、昔の派手な、彼にしかできないパフォーマンスは好きでした。
そういわれると、舞台衣装なんかもマイケルは彼から影響受けたといわれているほど参考にしていそうですね。(ビートイットのライダーズジャケットや目立つラインの入ったパンツとか)あくまで私の推測です。
↓追加情報
「地獄へ道づれ」は当時接触のあったマイケル・ジャクソンに提供した楽曲だが、彼のマネージャーからは難色を示されたものの、マイケル自身からクィーンのコンサートに来ていたマイケルは楽屋にまできて「ぜひクイーン自身が歌うべきだ」と強く薦め、大ヒットしたとの逸話もあるようです。
マイケルとフレディ・マーキュリーとの幻の共演音源2曲収録されたものは海賊盤にあるようです。
結局、世に出たのはミック・ジャガーが歌ったものですが、
「Jackson/Mercury」というタイトルのトラックで聴けるのは現在ネット動画か海賊盤のみです。
そしてもう1曲はフレディのソロアルバム収録曲、「There Must Be More To Life Than This」では、
フレディのアルバムで聴ける歌詞とは若干違うが、フレディのピアノ伴奏でマイケルが歌っているという、
シンプルなバージョンがあります。
私は個人的にこのラジオを記録したいと思い、記事としておとさせていただいております。もっと早く聴きたい方はこちらへGO-!
↓
自分も、個人的な意見だけど、Smooth Criminalって、曲、PV、ステージ、そしてダンス
マイケルらしさをすごく良く表現していると思う楽曲で、非常に大好きな
曲なんです。
そして、クイーンのAnother One Bites The Dustも、同じくすごく
好きなんだけど、そこにこうした逸話があったとまでは知りませんでした。
あのベースの感じ、確かにSmooth Criminalに通じるものがありますよね!
マイケルとフレディのコラボも見事ですね♪
by しんりゅう (2009-12-24 00:34)
クイーンとマイケルに、そんな逸話があったんですね。
kachanさんの言うように、マイケルは、フレディーの
影響があったのかも?でも、フレディーの奇抜さには
かないませんね。マイケルは、似合うと言う意味で。。。
(^ー^* )
by ぷーちゃん (2009-12-24 16:24)
サウンドミュージアム書き起こしありがとうございます。
マイケルがイメージするのは音、映像すべてなのですね~
映画を観ていて、どうファンに見せたいか、
頭でわかっているな~すごいと思いました!
マイケルがフレディーのこと(クィーンのこと)羨ましがっていたと
聞いたことがあります。あこがれてたんでしょうかね?
by ram (2009-12-24 20:58)
しんりゅうさん
Smooth Criminalはマイケルらしい楽曲ですし、なんかワクワクさせるようなリズムが私も好きです。
PV自体はフレッドアステアさんのダンスを参考にしたり、彼のミュージカルの雰囲気を取り込んでいるようですね。
Another One Bites The Dustの事はなるほど、と私も思いました。スパイ映画っぽいところは映画this is itのなかでも共通してますね。
by kachan (2009-12-25 12:57)
ぷーちゃんさん
フレディの奇抜さはすごいですよね。日本ではライブ映像とか放送できない部類かもです・・・。
こうやって比べてみると衣装は似てますよねー。(笑)ホント、マイケルはとっても似合ってるから良しとする。
by kachan (2009-12-25 13:00)
ramさん
ありがとうございます。
マイケルはフレディーのあのカリスマ性にあこがれてそして参考にしていたのではと思います。
特にクィーンのロックっぽい曲が好きだったらしいです。このころのマイケルは、まあ若かったこともありますが、どんなものでも吸収し、いろいろな人と会って共同作業をする機会がありました。でもそれと同時に実現しなかったコラボも多いようですね。フレディーとの曲はもっと聴きたかったですね。
by kachan (2009-12-25 13:06)
ほう、「Another One ~」がマイケル用に作られたなんて
初めて聞きましたね。ディーコンはクイーンの中で一番、
ブラコンに影響されていたのは確かですが。次作の『Hot Space』というアルバムを聴いて貰えれば、一目瞭然だと
思います。でもこの話は出所が何処なのかよく分からない
ので、何とも言えませんがね?!
by yukky_z (2009-12-25 18:36)
yukky_zさん
コメントありがとうございます。
あくまで逸話です。TBSラジオ番組内で西寺郷太さんと宇多丸さんという方が話していた内容でこの事がでてきていたようですが、(私も聴きました)西寺さんも 「それは初耳ですね。」 とおっしゃっていたのでまさに出所が不明なのでなんともいえないです。はい・・・。
詳しい方にとっては、そんなわけない!!話なわけですが、ご了承ください。
by kachan (2009-12-25 20:59)